あたまのすみっこ

本と心理とその他あれこれ。

読書観、個人的な好み。

自室の本棚を眺めて気づくのは、本の趣味、偏りすぎじゃない?ということ。
読んだ本にはその人の趣味嗜好が表れる気がして、他人の本棚をのぞくときは何となく後ろめたい感じがします。しません?

 

筆者の好みはズバリ、現実味のないもの。さすがに支離滅裂なものは好みませんが、設定がぶっ飛んでる(がしっかり作りこまれている)のはかなり趣味に合います。日常と関連の薄いマニアックな知識がもりもり詰め込まれた感じのも好きです。

 

それで、持論。何のために読書するかっていうと、もちろん好きだからなんですが、一つには現実逃避の目的もあると思っていて。逃げ込んだ先も現実だったら楽しくないじゃないか!ということで、せっかく本の世界に入るのならリアルじゃ味わえない世界線・人生が描かれたものを選ぶんです。というか、無意識にそうする傾向がある。実際に隣のアパートで起こっていそうな題材のはあまり手に取りません。

昔はファンタジーばかり読んでましたが、最近はミステリに凝ってます。社会派じゃなくて新本格ものが多い。幻想怪奇、耽美なやつも好きです。中二なので。

 

何にしたって、本は楽しいですよね。存分に浸れる環境にある筆者はとても恵まれているなぁと思います。哲学書なんて、先人が全生涯かけて思考したものを気軽に書店で買えるんだからスゴイ。新作も読みたいし既読作品のおさらいもしたい。

 

お気づきかと思いますが、筆者かなりの内向人間です。ニンゲンコワイ。おっくうだし。
ともあれ、「教室のすみで本読んでる系の子」も存外いろんなことを考えているんだなぁ、ということを知っていてほしい。のかもしれない。